精油は飲める?
口コミを見ていて気になったのは、精油をそのまま飲用している方がいること。
わたしが炭酸水にストレートレモン果汁入れて飲んでたら「これ、すごいレモンの味に成りませんか?」って勝手にドテラのレモンの精油入れられた事あって。わたしはレモンそのものの果汁が好きなの!!!🍋🍋🍋🍋🍋
— 椿 (@tsubakidayu) April 21, 2020
黙って人の飲みものに、アロマを垂らさないでほしい。アロマでも苦手な匂いもある。体にいいからといきなり精油を垂らすって。。
まぁ、アムウェイも同じような事してたなぁ#ドテラ#アロマは好きだけれど#ネットワークビジネスという名のマルチ商法— ペチュニア (@76lXPavK5OZmTn2) October 16, 2019
精油はいくら品質の確かなものだからと言って、原液で飲むのは非常に危険です。
自然界にある植物は古来から薬にもなれば毒にもなりますよね。
天然由来=安全という事にはなりませんので注意してください。
精油をそのまま飲用できない根拠は?
- 皮膚刺激がある
- 水に溶けない
精油にはそれぞれ様々な芳香成分が含まれていて、それぞれが薬になったり毒(皮膚刺激、光毒性、アレルギーetc)になったりといった面を持っています。
いくら天然のものでも、天然=安全とは言えません。どんな成分で構成されているか分からない合成のアロマオイルを飲むのは言語道断ですが、無添加無農薬の天然精油だとしても、原液のまま飲用すると粘膜を傷つける恐れがありますので絶対にやめましょう。
特に注意すべき精油の特徴を以下でご紹介しますね。
皮膚刺激がある
「良薬口に苦し」と言う様に、、薬効の高い成分ほど、皮膚刺激が強かったり毒性がある場合が多いので、精油を医療として使っているフランスやベルギーなどの国でも、皮膚刺激のある精油は希釈(濃度を薄める事)して塗布したり、飲用する場合は必ず食用のオイルなどで希釈します。
精油に含まれる成分を成分分析して解析してみると、いくら自然のものとはいえ、
- フェノール類
- ケトン類
- 芳香族アルデヒド類
と言った皮膚刺激のある成分が含まれているものもあります。
※上記の成分が含まれない精油もありますが、成分分析表で都度確認が必要です。
例えばローズの精油を1kg採るには、ローズの花が4t必要です。精油はこれだけ濃縮しているエッセンスですので、植物そのままの状態より刺激も濃縮されていると思ってください。
精油は水に溶けません
精油は親油性のため、水には溶けません。紅茶に入れたりお風呂に入れたりと、水性のものに直接原液を垂らすと精油が粒になって浮いています。これは原液を飲んだり塗っているのと同じことですので、絶対にやめましょう。
精油をお風呂に入れたり化粧水に入れる場合は必ず乳化させる必要があります。
同じ精油であっても成分が変わる!?
同じ精油名であってもその年の気候や原産国の場所により、天然のものは成分が変わりますので、必ず購入した精油ごとに成分表を確認する必要があります。
まとめ
まとめると、
- doTERRA(ドテラ)はネットワークビジネスの会社(違法ではありません)
- 口コミを調べると、販売員によって良い経験をしている方もいれば、しつこい勧誘などの悪い経験をしている方もいる
- ドテラ精油の品質については、批判する根拠は無いけれど、成分分析表については第3者機関ではなく自社のものである
- 精油は原液のまま飲んではいけない
ドテラ社自体は良い製品を扱っているとしても、販売員によってしつこい勧誘があったり、行き過ぎた精油への過信による飲用や原液塗布の健康被害がある場合には、不信感を抱かれてしまっている様です。
良い製品だとするととても勿体ないことですね。
勧められる側も、不明点や不安な点はいくら友人や知り合いであっても質問してみることが大切ですね。
アロマに興味のある方は、勉強する協会や団体の教えであっても、疑問に思ったことはきちんと腑に落ちるように勉強して信頼できる情報を取捨選択できると良いですね。
書籍であれば、協会に限らず色々な考えを自由に知ることができますよ。
メディカルアロマについて参考にできる本、気になりますよね。 ・既に勉強をして資格を取った方→プラスアルファの知識を独学で身に付けることができる→知識の確認にも役立つ・これから勉強してみたい方[…]