アロマスプレーの作り方|エタノールなし!マスクスプレーや除菌に使える手作りレシピ4選

用意する材料について

 

すべてのレシピに共通の材料です。

 

  •  精油
  •  乳化剤
  •  水道水
  •  スプレー容器

 

ここで紹介するスプレーレシピはすべてエタノールを使いません

 

Susan@アロマスペシャリスト
精油に含まれる薬効成分は、エタノールと混ぜると「フェノール化」と言い、化学反応で薬効がなくなります。香りは強くなり「香水」に変化しますよ。

 

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香りを楽しむルームスプレーの場合は、乳化剤ではなくエタノールを使っても大丈夫です。

▽無水エタノール

薬局やスーパー、ネットショップで買うことができます。

それでは材料について、1つずつ説明していきますね。

 

精油

 

使用する精油はレシピごとに違うので、それぞれのレシピで詳しく説明しますが、覚えておいて頂きたいのは、「アロマオイル」と「精油」の用途の違いです。

 

アロマオイル
(合成香料)
精油・エッセンシャルオイル
(天然香料)
香りを楽しむもの
例)   ルームスプレー
マスクスプレー
薬効がほしいもの
例)   虫よけスプレー
抗菌スプレー

 

  • 香りのみを楽しむレシピ:「アロマオイル」「精油」「エッセンシャルオイル」どれを使ってもOK
  • 薬効を利用したい時:「精油」や「エッセンシャルオイル」と表記のあるもの

 

「アロマオイル」は香りを楽しむ目的で使いましょう。合成香料なので薬効は期待できませんが、好きな香りを選べば気分転換などの効果は期待できますよ。

 

精油の選び方については、こちらにまとめましたので是非お読みください。

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精油

 

乳化剤について

 

精油は親油性で、水性ではないため、水にそのまま混ぜると油の粒がプツプツと浮いてしまいます。

 

水と混ぜるときは、以下の理由から必ず乳化剤を使いましょう

  • 効果を一定にするため
  • 皮膚刺激を避けるため

 

ここでは、1つあるとアロマオイルで入浴剤を作りたい時にも使える、バスオイルを乳化剤として使います。Amazonで購入しました。

 

▽乳化剤 KENSO バスオイル

 

これ以外にもどのような乳化剤を選んだら良いかをまとめた記事もありますので、是非参考にしてみて下さい。

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乳化とは?

 

水やお湯に精油を入れただけではこのような状態。

水と油

 

天然のものとは言え、精油には肌刺激がある成分を含むものも多く、原液が肌につくとトラブルの原因になりますので、必ず乳化させます。

乳化

 

乳化すると乳白色になります。これで精油が水に溶けて混ざりました。

 

お風呂にバスオイルとして精油を直接垂らすのも同じ様に皮膚刺激がありますので、アロマバスをされる方は必ず乳化させてくださいね。

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水道水

 

水は普通の水道水を使いましょう。

 

水道水でかぶれる方はいないのと、防腐剤を使わずに作るレシピですので、精製水などではなく、水道水が安心です。

 

水道水が安全ではない場所であれば、ミネラルウォーターなどを使っても問題ありません。

 

スプレー容器

 

ここで紹介している分量(30ml)の場合は、スプレー容器は50mlくらいのものを用意しましょう。

分量より少し大きめの容器を使うと、余白のおかげで混ぜやすいです。

 

繰り返し使うようであれば、使い捨てのプラスチックよりもガラス容器の方が耐久性があり、エコで見た目もオシャレなものがあるのでおすすめです。

 

▽ガラススプレー容器50ml

 

講師としてワークショップを開く場合や、使い捨ての衛生面に魅力を感じる方はプラスチック容器もおススメです。

 

▽プラスチックスプレー容器50ml

 

プラスチックのスプレー容器はの通常100均でも手に入るのですが、コロナの影響で手に入りにくい状況が続いています。

 

こちらの記事で通販でスプレー容器の在庫有りのおすすめをまとめましたので、スプレー容器が探せずにお困りであれば、是非お役立てください。

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