マンダリンは日本では「ぽんかん」の名前で親しまれている柑橘系の植物。
甘い香りから、香水や食品の香りづけに使われたりもしています。
今回は精油で作る、簡単な香水の作り方をご紹介します。市販されている合成香料で作られた香水は、香りが強く、長い間香るのが良いところですが、合成香料の香りが苦手な方にはきつく感じることもありますよね。天然のアロマオイル([…]
また、果皮を乾燥させたものは「陳皮(ちんぴ)」として漢方薬やお料理にも使われています。
中国で「マンダリン」と呼ばれた高級官僚に尊敬のしるしとして捧げられたことから名前が付いたと言われています。
マンダリン精油(果皮)には以下の薬効があります。
- 鎮静作用
- 自律神経を安定させる効果
▽マンダリン(果皮)の天然精油
今回はマンダリン精油の効果効能や光毒性、マンダリンを使ったメディカルアロマレシピをご紹介します!
※2020年2月26日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2020年3月21日に再度公開しました。
マンダリン(果皮)の効果効能とは?
植物の特徴
マンダリンはミカン属の低木常緑種。原産地はインド・中国で、白い花を咲かせます。
日本では「ぽんかん」の名前で知られていますが、「温州ミカン」もマンダリンの仲間に入ります。
精油名 | マンダリン、 Mandarin |
学名 | Citrus reticulata |
科名 | ミカン科 |
蒸留部位 | 果皮 |
主な産地 | イタリア、アルゼンチン、ブラジル |
抽出方法 | 冷式圧搾法 |
次は薬効成分をもっと詳しく見ていきましょう。
マンダリン精油の薬効成分を徹底分析
光毒性
マンダリンを含む柑橘系精油には、光毒性(*1)があるので日中の使用には注意が必要です。
ただ、他の柑橘系の精油と比べてとても弱いもしくは気にするレベルではない光毒性とも言われています。
フロクマリン類が光毒性
がある事は知られていますが
フロクマリン類というぐらいですから
何種類か存在するのです
その数、ざっと20種類以上
この中でもベルガモッテン、ベルガプテンの光毒性
は非常に強いので
それを含むベルガモットは注意が絶対必要です
ここで気づいた人もいるかもしれませんが
フロクマリン類の光毒性
には強弱があるのです
最新のデータではフロクマリン類には光毒性のない分子が
あることも分かっているようです。
その光毒性のないフロクマリン類がオレンジ・スィートやマンダリンに
含まれているかはわかりませんが
オレンジ・スィートとマンダリンは今まで臨床的に光毒性
を
起こした事が確認されていないので
その2つの精油のフロクマリン類は光毒性
が弱いか、ないのだろうと
考えられています。
だから一般的に本に書かれているマンダリンやオレンジ・スィートに
光毒性があるというのは間違いではないけれど
気にするほどの強さではないという事でしょう
参考:男がアロマで何が悪い!?
柑橘系の精油にはフロクマリンという成分が含まれ、この成分が紫外線に当たるとシミの原因になってしまいます。使用する時は「夜間に使用する」「紫外線に当たらないように使用する」等の配慮が必要です。
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薬効成分の含有量
95% モノテルペン炭化水素 | 75% d-リモネン ・鎮静 |
15% γ-テルピネン ・自律神経の安定 不眠症・神経性胃炎 | |
エステル | 1% アントラニル酸ジメチル ・自律神経の安定 不眠症・神経胃炎 |
ラクトン | 1% フロクマリン ・光毒性 シミをつくる |
- 芳香成分の75%が鎮静作用
- 鎮静作用と自律神経を安定させる作用がほとんどを占める。
リラックスを求めるレシピや、安眠・神経性胃炎などの自律神経を安定させるレシピに使われる。 - アントラニル酸ジメチルはほんの1%ですが、精油200種類の中で1番多く、自律神経を整えるレシピにはマンダリンが多く使われる。
マンダリンを使ったメディカルアロマレシピ
安眠レシピ
マンダリン精油に含まれる、自律神経を安定させる作用を使ったレシピ。
睡眠薬や抗不安薬を減らしたい方にも。光毒性があるので、もしも日中い使用する場合は紫外線に当たる場所に塗らないように注意。
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メディカルグレードのマンダリン精油
この様な薬効は香りだけを再現した合成のアロマオイルには含まれていません。 100%天然の精油(エッセンシャルオイル)に含まれる薬効成分で、身体に塗る以上は農薬や防腐剤などが含まれない、メディカルグレードの精油を使う必要があります。
▽マンダリン精油
日本で手に入るメディカルグレード精油についてはこちらの記事も参考にしてみて下さい。
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