今回はネロリ精油(アロマオイル)の効果効能について紐解いていきたいと思います。
ネロリはビターオレンジの木に咲く花から採れる精油です。
柑橘系のさわやかな香りと、花の香りを合わせ持ち、その素晴らしい香りから、高級香水や化粧品の原料としても使われる人気の香りなんです。
今回は精油で作る、簡単な香水の作り方をご紹介します。市販されている合成香料で作られた香水は、香りが強く、長い間香るのが良いところですが、合成香料の香りが苦手な方にはきつく感じることもありますよね。天然のアロマオイル([…]
精油は採油部位に応じて含有成分が変わるのですが、ネロリはとても良い例で、ビターオレンジの木から採れる精油でも、採油部位に応じて以下の精油名になりますよ。
採油部位 | 精油名 |
花 | ネロリ |
葉 | プチグレン |
果皮 | ビターオレンジ |
それではビターオレンジの花から採れる精油、ネロリの薬効成分について紐解いていきましょう!
※2020年2月19日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2020年3月21日に再度公開しました。
ネロリの効果効能とは?
植物の特徴|香水にも使われる人気の香り
植物はミカン属の常緑樹で、もともとはインドやヒマラヤが産地でしたが、日本・中国・ヨーロッパへも広がっています。
花を咲かせるのには4年ほどかかり、栽培にも時間がかかるので、天然のネロリ精油は、その材料費から価格も高くなります。
精油名 | ネロリ |
学名 | Citrus aurantium |
科名 | ミカン科 |
蒸留部位 | 花 |
主な産地 | チュニジア、モロッコ、イタリア |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
ネロリの薬効成分を徹底調査!
ネロリは柑橘系の植物の花ですが、光毒性(*1)はなく、日中でも安心して使える精油です。
レモンやベルガモットなど、柑橘系の精油に含まれる「フロクマリン」という成分。「柑橘系の精油には光毒性があり使用には注意が必要」こんな言葉を聞いたことはありませんか?そもそも光毒性(ひかりどくせい)ってどんなものでしょ[…]
柑橘系の精油にはフロクマリンという成分が含まれ、この成分が紫外線に当たるとシミの原因になってしまいます。使用する時は「夜間に使用する」「紫外線に当たらないように使用する」等の配慮が必要です。
50% モノテルペンアルコール | 40% リナロール ・鎮静 |
2% ネロール ・皮膚弾力回復 | |
40% モノテルペン炭化水素 | 15% リモネン ・鎮静、肝細胞再生、腎機能促進 |
15% β-ピネン ・強壮 ・コーチゾン様 ・大脳活性 ・抗痙攣 ・去痰 ・抗菌 | |
5% trans-β-オシメン | |
5% エステル | 5% 酢酸リナリル ・鎮痛・鎮静 |
ネロリにはいろいろな薬効成分が入っていますが、成分ごとに、より含有量の多い他の精油を使うことが多く、主にその素晴らしい香りから、香水など、香りの効果を求めて使われる精油です。
- 鎮静作用(リナロール)が40%含まれる。
- 皮膚弾力回復作用のネロールは2%と多くないので、美容にはパルマローザが使われる。
精油を使った香水の作り方
ネロリは、柑橘系のさわやかな香りと花の香りを合わせ持ち、その素晴らしい香りから、高級香水や化粧品の原料としても使われる人気の香りです。
精油を使った香水の作り方はとても簡単なので、是非お試しください。
今回は精油で作る、簡単な香水の作り方をご紹介します。市販されている合成香料で作られた香水は、香りが強く、長い間香るのが良いところですが、合成香料の香りが苦手な方にはきつく感じることもありますよね。天然のアロマオイル([…]