タナセタムの効果効能|抗アレルギー作用!?精油の薬効成分を徹底分析!

  • 2020年2月10日
  • 2021年6月9日
  • タ行

タナセタムの天然精油にはカマズレンをはじめ、たくさんの薬効成分が含まれています。

 

特に、カマズレン(アズレン)という抗ヒスタミン(抗アレルギー)作用が多く含まれるため、じんましん、鼻炎、気管支喘息や、リウマチ性関節炎などの治療にも効果があると言われています。

 

タナセタム精油の成分

 

精油としては耳慣れない名前かもしれませんが、抗アレルギー作用をはじめ、もたくさんの薬効成分があるタナセタムはメディカルアロマテラピーではなくてはならない存在です。

 

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タナセタムの効果効能

植物の特徴

 

タナセタムはカモミールのような白い花びらに囲まれた黄色い花で、5~6月に開花します。

背丈が60~80㎝ほどで、主にモロッコなどで栽培される常緑多年草の植物です。

 

精油名タナセタム
学名Tanacetum annuum
科名キク科
蒸留部位
主な産地モロッコ
抽出方法水蒸気蒸留法

 

タナセタムの薬効成分を徹底分析

 

タナセタムに含まれるカマズレンと言う成分は抗炎症、抗アレルギー、抗ヒスタミン作用があり、この成分により精油は青色をしています。

 

パンシロンやうがい薬のアズノールにもこのカマズレンが使われていて、青色をしています。

 

50% モノテルペン炭化水素15% サビネン
 5% β-ミルセン
・肝臓の働きを良くする
・腎臓の働きを良くする
・組織再生
 5% β-ピネン
・強壮
コーチゾン様
・大脳活性
・抗痙攣
去痰
・抗菌
10% パラシメン
・鎮痛
・抗リウマチ
・抗菌
15% ケトン 4% カンファー
・筋肉弛緩
・殺虫
15% セスキテルペン炭化水素17% カマズレン(アズレン)
・抗ヒスタミン(抗アレルギー)
・抗潰瘍
・抗炎症
・組織形成
 5% デハイドロカマズレン

 

  • 主に”抗ヒスタミン作用”を求めた”レシピに使用され、抗アレルギー・抗炎症効果に使う。

体内にヒスタミンが大量に生じるために起こる、じんましん、鼻炎、喘息などのアレルギー症状の治療に使われる。

  • 抗アレルギー・抗炎症作用を生かし、リウマチ性関節炎気管支ぜんそくに効果が期待できる
  • アトピー性皮膚炎の場合は、ケトンという皮膚刺激のある成分があるためお肌に塗ることはできない。
  • カマズレンはカモマイルジャーマンにも同じ程度含まれるので、どちらも同じ様に抗アレルギ-の免疫調整に使われている。

 

天然精油に含まれる薬効成分はその年の天候等で変動するため、上記の含有量は目安です。
詳しい含有量は、精油に添付されている成分分析表でご確認ください。
PRANAROMなどのメディカルグレード精油には、厚生省指定機関による成分分析表が添付されています。

タナセタムを使ったメディカルアロマレシピ

 

抗アレルギー免疫調整レシピ

 

花粉症以外のアレルギー症状にも効果が期待できます。

 

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▽タナセタム精油