イタリア料理によく使われることでお馴染みのバジル。
中国では漢方薬、インドではアーユルヴェーダ、フランス・ベルギーではアロマテラピーを用いた医療に、日本でも江戸時代から「メボウキ」という名で、古くから薬草として利用されてきました。
バジル精油を成分分析すると、鎮痛や自律神経を安定させる薬効成分が入っています。
今回は薬効成分の多く含まれるバジルの特徴や、天然精油(エッセンシャルオイル)の効果効能やブレンドレシピなど、詳しく解説します。
バジル精油の効果効能|エッセンシャルオイルの薬効成分と使い方
植物の特徴
バジルはハーブの王様と言われ、ギリシャ語で王様を意味する言葉が語源。
葉がハーブとして使われる一年生または時には”多年生植物” 多年生植物である。品種によって30 cmから150cmまで生長する。葉は濃い緑色、卵形であるが、栽培品種によって様々な大きさと形をしている。葉の大きさは長さが3 cmから11 cm、幅は1 cmから6 cmである。メボウキは太い直根性の根を延ばす。花は小さく、白色である。
バジルには沢山の種類があり、同じ学名のOcimum basilicumの中でもいくつかのケモタイプがあります。参考:wikipedia
バジルと言っても沢山の種類があり、同じ学名のバジルでも、いくつかのケモタイプ(化学種)があります。
ケモタイプについては以下を参照してください。
ケモタイプ精油とは 同じ種類の植物でも自然環境の違うところで育つた精油を成分分析してみると、その土地の自然環境に適合し、異なる結果が検出されます。植物の種類ではなく、この成分の結果によって種類分けをした精油をケモタイプ精油(化学種)と呼びます。 出典:健草医学舎
精油名 | バジル |
学名 | Ocimum basilicum ssp. basilicum |
科名 | シソ科 |
蒸留部位 | 花と茎葉 |
主な産地 | インド、ベトナム、マダガスカル、ネパール、インドネシア |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
バジル精油の薬効成分を徹底調査!
バジル(Ocimum basilicum )の成分です。
90% エーテル (フェノールメチルエーテル) | 85% チャビコールメチルエーテル ・鎮痛 ・抗痙攣 ・抗炎症 ・消化促進 |
その他 | 蟻酸 ・自律神経の安定 |
- 蟻酸に含まれる自律神経安定の効果が高く、さまざまな自律神経を安定させるレシピに使われます。
- リウマチや神経痛の様に温めると良い痛みに良く効くと言われます。
温めるときは、精油を温めると薬効成分が揮発してしまうので、身体を温めて使います。 - 神経性胃炎、吐き気にも効果的
- ペットアロマでは高齢犬の安眠剤としても使われます。
バジル精油を使ったメディカルアロマレシピ
バジル精油に含まれるチャビコールメチルエーテルの消化促進作用や、蟻酸の自律神経安定作用を使うレシピがあります。
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メディカルグレードのバジル精油
この様な薬効は香りだけを再現した合成のアロマオイルには含まれていません。
100%天然の精油(エッセンシャルオイル)に含まれる薬効成分で、身体に塗る以上は農薬や防腐剤などが含まれない、メディカルグレードの精油を使う必要があります。
▽バジル精油
日本で手に入るメディカルグレード精油についてはこちらの記事も参考にしてみて下さい。
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