ローズウッド精油は、名前に「ローズ」が入っていますが、お花の「バラ」ではなく、主にブラジルのアマゾンの密林に自生する樹木。
成分には心にも身体にも働く「強壮作用」のある成分が多く含まれていて、フランス式の精油成分を分析して使うメディカルアロマテラピーでは、こんなレシピに使います。
- 皮膚細胞に働いて皮膚弾力を回復させる美容液
- 頭皮に働きかける育毛レシピ
- 胃腸・腎・肝などの強壮のレシピ
今回は絶滅が心配される貴重なローズウッドについて、以下のことを紹介します。
- 貴重なローズウッド、精油は販売しているのか?
- 木部と葉から抽出した精油には成分の違いがあるのか?
- ローズウッド精油の成分を使うアロマブレンドレシピ
※2020年3月6日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2020年3月21日に再度公開しました。
ローズウッド精油は販売してる!?木と葉に成分の違いは?
貴重なローズウッド精油|販売してる?
ローズウッド精油はバラの様な芳しい香りのする香木ですが、成長のスピードが遅く、精油が採れるように育つまで15年かかると言われています。
その上、1980年代に香水や化粧品の香料として乱伐(らんばつ)されてしまい、一時期は絶滅が心配され、現在ではブラジル政府の保護下で植林が進んでいます。
今回は精油で作る、簡単な香水の作り方をご紹介します。市販されている合成香料で作られた香水は、香りが強く、長い間香るのが良いところですが、合成香料の香りが苦手な方にはきつく感じることもありますよね。天然のアロマオイル([…]
ブラジルでは絶滅危惧種に指定されているため、木部から抽出する精油は植林されているものからしかとることができず、現在は葉から採る精油が多く流通しています。
木部は貴重ですが、インターネットで購入することができます。
▽ローズウッド(木部)
▽ローズウッド(葉)
ローズウッド精油|木と葉に成分の違いは?
ローズウッド精油には木部から抽出したものと、葉から抽出したものがありますが、成分には大きな差はありません。
アロマテラピーには大きく分けて2つあり、
- イギリス式の香りによるリラクゼーションを目的としたもの
- フランス式の精油の成分を化学分析して治療に使う代替療法
メディカルアロマテラピーは②の精油の成分を使うフランス式アロマテラピー。木と葉の精油、どちらを使っても問題はありません。
ローズウッド精油(葉)の効果効能|薬効成分を詳しく
画像:健草医学舎 https://www.pranarom.co.jp/archives/oil/p-10/
植物の特徴
ブラジルをはじめ、南米の熱帯雨林に生息しているクスノキ科のローズウッド。古くから家具の材料や香料として使われていましたが、成長のスピードが遅いことと乱伐で絶滅が心配されています。
精油名 | ローズウッド(葉) |
学名 | Aniba rosaeodora |
科名 | クスノキ科 |
蒸留部位 | 葉 |
主な産地 | ブラジル |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
木部との比較
天然精油はその年の天候により同じ精油でも成分含有量が多少変わるので単純にこの表だけからは比較できませんが、木部と葉部の成分に大きな差はありません。
一般的に、ほとんど差はないが、葉から抽出した精油はdリナロールが増え、αテルピネオールが多少減ったと言われています。
画像:https://ameblo.jp/spicaarbor
ローズウッド精油(葉)の薬効成分|
薬効成分の含有量
90% モノテルペンアルコール | 87% d-リナロール ・強壮作用(精神的・肉体的) 内臓細胞や臓器の活性化(細胞再生促進) |
1% α-テルピネオール |
成分まとめ
- 美肌効果:お肌の若返り(基底層細胞の活性化)
- 腎・肝・胃腸の強壮作用
ローズウッド精油のメディカルアロマブレンドレシピまとめ
お肌の若返り|しわ伸ばしレシピ
ローズウッド(葉)精油に含まれるリナロールの細胞再生促進作用や皮膚弾力回復などの精油をブレンドしたレシピです。
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精油を使った香水の作り方はとても簡単なので、是非お試しください。
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メディカルグレードのローズウッド精油
この様な薬効は香りだけを再現した合成のアロマオイルには含まれていません。
薬効成分は100%天然の精油(エッセンシャルオイル)に含まれていて、身体に塗る以上は農薬や防腐剤などが含まれない、メディカルグレードの精油を使う必要があります。
木部・葉部ともにインターネットで購入することができます。メディカルアロマテラピーではリナロールの多い葉部をおすすめします。
▽ローズウッド(木部)
▽ローズウッド(葉)
メディカルアロマテラピーで使える精油の選び方やおすすめブランドについてはこちらの記事もどうぞ。
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