ラベンダースピカ精油(天然のアロマオイル・エッセンシャルオイル)は、「スパイクラベンダー」と言われることもあり、その成分には以下の様な働きがあります。
- 鎮静
- 抗炎症
- 瘢痕形成
→傷跡の治りを良くする
原液には皮膚刺激になる成分が15%ほど入っているので、瘢痕形成と言っても、傷口に原液を塗ることはできません。使い方には注意が必要です。
ラベンダーには他にも沢山の種類があり、それぞれに含まれる薬効成分も異なります。ラベンダーの種類や違いについての詳細はこちらの記事をご覧ください。
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この記事では、ラベンダースピカ精油の効果効能や、その瘢痕形成作用を使った次のようなレシピを紹介します。
- 傷を治すレシピ
- ニキビ跡を改善するレシピ
ラベンダスピカ精油(アロマ)の効能とは?
植物の特徴
花はラベンダーアングスティフォリアと比べると大振りで、少し淡い色をしています。
「男ラベンダー」と言われるほど、他のラベンダーと比べて強い植物。
主な原産地はフランス、スペインで、標高の低い海辺に生息しています。香りはフローラル系の香りの中にも、成分のカンファー(樟脳)のスッキリとした清涼感を感じます。精油は絵の具の溶剤として使われることもあるそうです。
精油名 | ラベンダースピカ、スパイクラベンダー |
学名 | Lavandula spica |
科名 | シソ科 |
蒸留部位 | 花穂 |
主な産地 | フランス、 スペイン |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
ラベンダースピカ精油の効果効能
薬効成分の含有量
45% モノテルペンアルコール | 40% リナロール ・鎮静作用 |
30% 酸化物 | 30% 1.8シネオール ・免疫刺激 ・免疫促進 ・のどの炎症を抑える ・痰を出しやすくする ・抗菌 ・抗炎症 |
15% ケトン ・瘢痕形成 | 15% カンファー ・筋肉弛緩 ・殺虫 ・昆虫忌避 |
成分まとめ
- ケトンの瘢痕形成効果が高く、ケガや火傷の傷跡を治す効果がある。
- 鎮静作用はラベンダーアングスティフォリアよりも低い
- 皮膚刺激のあるケトンが含まれる。15%程度なので、ポイント(部分的)には原液でも使える。
ラベンダースピカ精油には鎮静効果も含まれるのですが、ラベンダーアングスティフォリアよりも低く、皮膚刺激成分のほとんど無いラベンダーアングスティフォリアの方が、スキンケアには使われます。
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メディカルグレードのラベンダースピカ精油
この様な薬効は香りだけを再現した合成のアロマオイルには含まれていません。
薬効成分は100%天然の精油(エッセンシャルオイル)に含まれていて、身体に塗る以上は農薬や防腐剤などが含まれない、メディカルグレードの精油を使う必要があります。
メディカルアロマテラピーのレシピに使える精油の選び方については、こちらの記事もどうぞ。
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